パチンコを打っていて、自分ばかりが不運であると感じることは多いですよね。
- なぜか隣の人ばかりが当たる
- なぜか1回転で当たる人がいる
- なぜかいつも負けている
パチンコ店員である僕はお客さんから、このような話をよくされます。
これらの事象は偶然ではなく、数学的に引き起こされているので誰しもが経験します。
この記事では、それらの根拠について簡単に解説します。
最後まで読むと、正しい判断ができるようになるはずです。
パチンコあるある
パチンコあるあるとしてよく聞くこれらのこと
- なぜか隣の人ばかりが当たる
- なぜか1回転で当たる人がいる
- なぜかいつも負けている
これにはすべて根拠があります。
お客さんから聞かれたとき、その根拠を解説することもあります。
しかし、考えが固い人だとなかなか理解を得られません。
「そういうことを聞いているんじゃない。」
「なにを言っているか分からない。」
などと言われたり。
じゃあなんで聞いてきた。
「自分の考えに固執する」のは「自分の感情に振り回されている」のと同じ状態です。
それでは正しい判断ができません。
もし上に挙げたようなあるあるに固執している人は少し危険な状態です。
それらに疑問に感じているなら、正しくその原因を理解してみましょう。
それだけで「自分の考えに固執する人」たちとは見えてくるものが変わります。
なぜ隣の人ばかりが当たるのか?
パチンコユーザーが感じる疑問のひとつが
「なぜか隣の人ばかりが当たる」
ということではないでしょうか。
- 自分は当たっていないのに隣に座った人がすぐ当たった
- なぜか自分の隣の人はよく当たる
そう感じたことはないでしょうか?
これは誰しもが感じるはずで、そうなることには原因があります。
これに疑問を持ったあなたは素晴らしいです。
なので、この理由を考えて行動に結びつけましょう。
単純に確率が二倍
自分の隣の人ばかりが当たるのは、気のせいではないです。
なぜなら実際に隣の人の方が当たりやすいからです。
「えっ!?」と感じるかもしれません。
これは不正があるからとかではなく、数学的に解明できます。
自分の隣は自分の右側と左側の両方あるので、単純に確率は二倍です。
自分の両隣と捉えれば、常に二倍当たりやすい状況になっています。
「なんだそんなことか…」と思うかも知れません。
しかしこれに気付いていないから、不満を感じるのではないでしょうか。
本当に隣だけ?
そもそも自分の隣は当たりやすいといいますが、その「隣」は本当に「隣」だけですか?
隣以外も含まれていないでしょうか。
自分後ろも、少し離れた位置の人も、自分の連れもその数に含んでいませんか。
対象が増えるほど、当然ほかの人が当たる確率は高くなります。
つまり「自分の隣は当たりやすい」という考えに寄せるために、それ以外の人も「隣」ということにしているんです。
人は自分の仮説に寄せるために、事実を捻じ曲げて考える癖があります。
それでは正しい判断ができません。
まず事実を正しく捉えましょう。
それだけで自分の考えの固執から少し開放されます。
周りが当たりやすいのは当然
今これを知れたあなたはもう「隣が当たりやすいのは当然」というマインドになっているはずです。
これに気づけていない人はこれから先もずっとやきもきすることになります。
気付きがあるか否かはそれだけで大きな差がでるんです。
続いていきましょう。
なぜ1回転で当たる人がいるのか?
座ってすぐの1回転で大当たりを引ける人がたまにいますよね。
それを見て羨ましいなあと思うはずです。
なぜそのような幸運が訪れるのでしょうか?
- 日頃の行いがいいから?
- そういう幸運を持って生まれてきたから?
違います。
これも確率の問題です。
少し考えて行きましょう。
一番当たりやすい回転数は?
パチンコにおいて一番当たりやすい回転数はいくつでしょうか?
「あの機種は100〜200回転が当たりやすい」
「台によっても変わる」
そう考えていませんか。
スロット台では特定の回転数に当たりやすいゾーンを割り振ることができますが、現在のパチンコではそういうことはできません。
しかし、数学的に考えると当たりやすい回転数は存在します。
「え?そんなものがあるの?」と思ったかも知れません。
それは知りたければ次のURLを入力して個人情報を登録してください…とはなりません。
それは詐欺なので引っかからないようにしましょう。
一番当たりやすい回転数、それは…
1回転目です!!
「は?」と思ったかも知れませんね。
なぜ1回転目が当たりやすいのでしょうか。
簡単な解説をしていきます。
なぜ1回転目が当たりやすいのか
確率的になぜ1回転目が当たりやすいのか。
- 必ず1回転目を経由するから
- 区切るから
このような理由からです。
とても単純ですが、必ず1回転目を経由するため一番当たりやすいのは1回転目です。
では次に当たりやすいのは?
それは2回転目です。
その次は3回転目、そしてその次は4回転目が当たりやすいです。
回数を重ねれば重ねるほど、当たりにくくなっていくとも言えます。
でもそう言われても
「いやいや1回転目にあたることなんてめったに無いじゃないか!」
と感じますよね。
しかし、これは確率論なので、絶対に1回転目が当たりやすいです。
まだよく分からない納得いかないという方は、次の「区切るから」の解説とともに考えましょう。
区切るから
例えば
- 台を移動したとき
- 大当たりをしたあと
- 休憩したあと
こういうときを1回転目と捉えていませんか。
事あるごとに人は区切りをつけています。
例えば大当たり確率1/100の台を300回転回したとします。
このとき
①ひとつの台を300回転回した
②1回転ずつ300台を順番に回した
どちらが当たりやすいのでしょうか。
これは聞くまでもなく、当たる確率は同じです。
仮にどちらも3回当たったとしましょう。
確率的に①の場合は100回転ごとに1回当たることになりますね。
しかし②の場合、1回転目で3回の当たりを引くことになります。
このように区切ることで1回転目の試行が多くなっていきます。
そうすることで1回転目は当たりやすいという状況が出来上がります。
実際は1回転目ではないのに、思考のなかで人は1回転目と捉えているんですね。
同様に大当たりをした後、休憩をした後も意識のなかで区切ることで1回転目と捉えてしまいます。
それをほかの人が回数をこなすことで、その事象が多く発生していると認識してしまうのです。
なぜかいつも負けている
なぜかいつも負けていると感じているなら、その感覚は正常です。
いつも負けていることにも根拠があります。
このブログでは何度も紹介していますが「パチンコは負ける」ように作られているからです。
確率でみて、長期になればなるほどパチンコで負けるようになります。
いつも負けているのは起こるべくして起こっていること。
サイコロで「1の目」が「6回に1回しか出ない」と悩んでいるのと同じです。
パチンコで負けている当然の結果なのです。
パチンコで負けない方法
パチンコに必勝法はありませんが、唯一絶対に負けない方法はあります。
それは「打たない」こと。
「なんだそれ!?」
「ふざけるな!」
と思わないでください。
始めは「なんとなく面白い」からやっていたパチンコが、いつの間にか「どうやったら勝てる」のか変わっていませんか。
それが進むと「どうやったら負けないか」に変わっていきます。
はじめからパチンコを打つことを前提にして、生活しているのは危険ですよね。
「勝つ」「負ける」は時の運です。(長期的には負けますが)
そもそも「打つ」「打たない」はあなたの選択で決められます。
あなたはどうしますか?
自分の選択で決める
「打つ」「打たない」は本来、自分の選択で決めるもの。
「どうやったら負けない」かを考えている状態は「打たされている」んです。
そこに本当に、自分の意思がありますか?
より楽しむためには自分の意思で「打つ」と決めるべきです。
仕事に置き換えて考えましょう。
- やらされている仕事
- 自分でやると決めた仕事
どちらに喜びがあるでしょうか。
「自分でやると決めた仕事」の方が楽しいし、幸福感もありますよね。
それにもし失敗しても「自分の責任だ」と思えるはずです。
「やらされている仕事」は辛いし、窮屈で楽しくないです。
これが失敗しようものなら怒りすら感じます。
これはなんでも同じことで、そこに自分の意思がないと幸福感は下がります。
ぜひ自分の意思で行動を決めてください。
正しい選択をしよう
正しい事実の認識と自分のマインドコントロールが、正しい選択を生みます。
この記事以外にもパチンコに関する記事があります。
マインドコントロールにも役立つと思いますし、人間の心理を知るのにも役立ちます。
興味があれば参考にしてください。
「勝つ」にしても「負ける」にしても自分の意思で決める方が絶対に楽しめます。
確率的に負ける方が多いと念頭において、たまには時の運を楽しむのもありかも知れません。
まとめ
パチンコあるあるは確率論で解決できることを解説しました。
なぜか隣の人ばかり当たる
→隣の人=確率2倍、それ以外の人も隣と捉えてさらに倍々
なぜか1回転で当たる人がいる
→そもそも1回転目が一番当たりやすい、区切ることで試行回数が増える
なぜかいつも負けている
→パチンコは負けるようにできている、「打たされて」いる
このような内容でしたね。
最後は少し話が逸れました。
しかし、どれも人間の心理によって引き起こされているという意味では同じです。
幸せな生活を送るにはいつでもフラットな感情でいることが大事ですね。
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