夢は何かと聞かれたときに、答えに詰まってしまいませんか?
僕は「将来の夢」がない子供でした。
周りは突拍子もないような夢を掲げている子供ばかりで、それを息苦しく感じていた時期もありました。
でも、大人になってもただ日々を過ごしているばかりで、夢や希望を持っていないという人も多いです。
原因は人それぞれあると思います。
でも夢はいくつになっても持っていた方がいい。
その方が世界が輝いて見えるし、生きていてワクワクするはず。
自分なりになぜ夢が持てなかったのか、そしてどうやって夢を見つけるのか。
この記事では、特にHSPの方に向けて書いていきます。
非HSPの方でも共感できる部分もあると思います。
夢が見つけられないと悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ夢を持てないのか
HSPの人だと夢を持つのが困難だと考えています。
なぜなら僕自身がそうだったからです。
夢がないと悩んでいるなら、以下のことに心当たりがありませんか?
- 周囲の目を気にしすぎる
- 色々な事に興味を持ちすぎる
まずはこれらを見直してみましょう。
周囲の目を気にしすぎる
HSPさんは周囲のことに敏感です。
自分よりも周りのことを優先するようにして生きています。
常に周りからどう見られているのか、どう期待されているのかを気にしすぎてしまいます。
自分よりも他人という意識が、自分の素直な想いを阻害してしまいます。
自分では本当にしたいことがあっても、それを素直に言うことは難しくないですか?
このような思考が、自分自身の希望や夢をないがしろにしてしまうのです。
色々なことに興味を持ちすぎる
とくにHSS型の人に多いと思いますが、次々と色々なことに興味を持ちます。
それ自体は良い影響もあったりするかと思いますが、そのせいで自分の好きなものが埋もれてしまったりします。
誰しも自分の好きなものを夢にしたいものです。
でもそういう特性のせいで、本当になにが好きなのか分からなくなっています。
僕はそうでした。
夢になりそうなものをいくつも持っているために夢が見つけられていないのです。
夢を持つためには
では夢を持つためにはどのように行動したらよいでしょうか。
以下の3ステップを行ってみましょう。
- 自分自身を知る
- 社会を知る
- 好きなものを磨く
自分自身を知る
夢をもつためにはまず自分自身を知りましょう。
「いやいや自分のことなんてもう分かっているよ!」
という方も多いと思います。
でも本当に自分自身のことを理解していますか。
自分は何が好きなのか、何が嫌いなのか。
何が出来て、何が出来ないのか。
投影法を実践してみよう
例えば心理学において、投影法という性格テストがあります。
紙とペンを用意して「自分は〇〇だ」と20個書いてみましょう。
この20個という数字は簡単そうに見えますが、やってみるとなかなか大変です。
始めはすらすらかけても次第にペンが止まってしまうのではないでしょうか。
最初のうちは表層的な部分が出てきますが、次第に心の奥底へ潜っていきます。
自分でも知らないような自分が垣間見えることと思います。
何が好きで何が嫌いなのか、どういうものが向いているのか。
こういったことが客観的に見えてくることと思います。
心理学の本を読んでみるのもおすすめです。
ここでも以下の本を参考にしました。
内容が絞られていますし、挿絵・図解も多くて読みやすいのでおすすめです。
そうやってまずは自分自身の事を知りましょう。
社会を知る
自分自身を知ったら、次は社会を知ることに注力しましょう。
社会を知ることは、職業を知るということです。
夢がないといっている人はまず、社会のことを知らないのではないでしょうか。
ソーシャルゲームで例えるなら、ゲーム内のキャラクターを全く知らない状態です。
そもそも目当てのキャラもいないのに、ゲームをやる気になれますか?
倒すべき敵もわからないのに、レベル上げをする気になれますか?
答えはNOです。
まずは世の中のことを、社会に存在する職業を知りましょう。
なぜ職業ランキングに変化がないか
「将来なりたい職業ランキング」みたいなものを目にしたことがあるでしょうか。
ここで出てくる職業には以下のようなものがあります。
- 芸能人
- スポーツ選手
- 学校の先生
- 漫画家
- 医師
- 公務員など
近年ではYouTuberなども人気だと聞きますね。
しかしここに挙げられる職業は、かなり前から大きな変化がありません。
なぜでしょうか?
そもそも知っている職業しか挙げられないからです。
自分の身近な人物や、メディアを通して目にする職業しか知らないからです。
なにが言いたいかというと、まだ世の中には知らない職業もいっぱいあるということです。
自分が知らない職業は選択しませんし、それを志すこともありません。
夢がないと折れる前に、まずは社会を、世の中にある職業を知ることから始めましょう。
例. 本と関わる仕事がしたい
もし本が好きで本と関わる仕事がしたいとしましょう。
そうすると、どんな職業が思い浮かぶでしょうか。
作家や漫画家、ライターなどのクリエイターなどが最初に出てくるかと思います。
でも編集者や書店員、図書館司書なども立派に本に関わる職業です。
それだけに留まらず、さらにどんな職業があるか調べてみましょう。
印刷会社もありますし、出版店取次社員というものもあります。
あまり耳馴染みのない、エディトリアルデザイナーという仕事もあります。
自分の好きなものに関わる仕事でもまだ知らない仕事がたくさんあるはずです。
自分の好きなジャンルが見つかったら、その周辺を深堀してみましょう。
好きなものを磨く
自分を知り社会を知って、どんな職業があるのかの知識を付けたら好きなものを磨いていきましょう。
それが、どんなものであっても夢になりえます。
でもそれは原石であって、磨かなければ夢にはなりません。
好きなものを見つけたら徹底的に磨いていきましょう。
ここでいう磨くこととは、理解を深めることです。
理解を深める
理解を深めるためには、常に行動が必要です。
行動を伴わなければ、夢は形になりません。
理解を深めるためにもっと色々調べてみる。
これも行動です。
難しいことでなくてもよいです。
その夢にまつわるジャンルの漫画を読んでみるはどうでしょうか。
例えば漫画家になりたいなら漫画家にまつわるものを調べてみましょう。
そうすると『バクマン』『重版出来!!』『かくかくしかじか』などリアリティのあるものも出てきます。
読んでみると気付けることが、たくさんあるはずです。
漫画はあらゆるジャンルのものがありますので、きっと夢にまつわるものが見つかるはずです。
もやもやした抽象的なイメージを捨て、具体的なイメージを持てるようになると、行動にも繋がりやすいです。
星に願いを
夢を叶えるために行動は必要です。
でもいつもがむしゃらに動き続けることは楽ではないですよね。
そんなときは少し休んでも良いと思います。
でも心には常に夢を留めておきましょう。
磨いた原石は大切に持っておくのです。
流れ星に願いごとをすると叶うという言い伝えがあります。
なぜそのような言い伝えがあるのか、分かりませんがそれについて得心のいく答えを一つ紹介します。
それについてこう答えた人がいるそうです。
「流れ星は一瞬で消えてしまう。でも、その一瞬に願いをかけられるくらいに、常に心に夢を持っておくことで願いが叶うのだ。」
誰の言葉かも分かりませんが、とても納得できる言葉です。
心が折れそうなときでも、その願いだけはなくさずに留めておきましょう。
まとめ
それではこの記事のまとめです!
夢を持てない原因は以下の2点にあると考えます。
- 周囲の目を気にしすぎる
- 色々な事に興味を持ちすぎる
特にHSPさんに強く言えることだと思います。
そして夢を持つためには以下のように行動しましょう。
- 自分自身を知る
- 社会を知る
- 好きなものを磨く
夢を持つということは簡単なことではありません。
でもだからこそキラキラして美しいのだと思います。
誰しもがそれを磨きに磨いて、時に投げ出してはまた拾って。
そうやって大事にしてきたから、美しく感じるのだと思うんです。
僕は過去、そんな風に頑張っている人たちを笑うような人間でした。
でもそれは悔しさや後ろめたさから、そういったキラキラしたものをナナメからみているだけだと気付きました。
希望を持って生きることで、きっと世界は変わるはずです。
僕の夢は僕の言葉で、読んでいる人の心を動かすことです。
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